特別協賛団体 メッセージ
加工業へのメッセージ/日本金属プレス工業協会 会長 髙木 龍一氏
日本の金属プレス加工・板金加工・線材加工業界にとって、本展示会より発信される情報は、最新であり非常に有用だと毎回感じております。
過去の副題は「進化」「元気に」「ロマン」「未来」「つながる」、そして今回は「人と地球にやさしい技術、確かな未来のために」とたえず先を見据えた題目を使っており、鍛圧、板金、フォーミング機械の製造コンセプトと、その機械群を使って製品製造する加工業への大きなメッセージだと感じています。
今回は、当協会が加盟している国際組織ICOSPA評議会を本展示会開催に合わせて開き、5カ国のメンバーも視察に訪れ最新の技術・情報を共有します。最後に、本展示会のご盛会と関係する皆さまのご躍進をお祈り申し上げます。
モノづくり、根本から変化/日本金型工業会 会長 小出 悟氏
コロナ禍の3年が過ぎ時代の大きな変化の波が、まさに世界を飲み込もうとしています。変化の最先端でイニシアチブを遺憾なく発揮しながら時代の寵児となるためには、モノづくりの根本から変化をもたらす必要があります。金型業界と塑性加工業界が今こそ協力し合い、密なる関係を築くことができる環境にこそ、新しい世界を作り上げる真の力が潜んでいると考えます。その力は自らの絶え間ない努力で作り上げるのだという覚悟が必要で、ぜひこのような関係を整えていきたいと思う次第です。
本展示会が盛況のうちに開催できますことを感謝申し上げ、また当工業会とよい関係を築く契機となりますことを祈念いたしまして、私のあいさつとさせていただきます。
モノづくりの基本技術/日本工作機械工業会 会長 稲葉 善治氏
切削加工と塑性加工は全てのモノづくりを支える基本的技術として、製造業の発展に貢献してまいりました。
近年のモノづくりでは、デジタルツインやAIを駆使した工場DXの進展、環境に配慮した持続可能性を追求するグリーンマシンの登場、ロボットや自律搬送車との連携による自動化・省人化など、新たな技術革新による設備投資が活発化しています。
新型コロナウイルス感染症の発生により、人とのつながりが手薄の時期が長く続きました。社会が正常化しつつある今日、本展示会は2019年以来の対面開催となります。多くの皆さまにご来場いただき、最新技術・製品を目にして、活発な交流ができることを期待しております。
脱炭素・省エネを推進/日本鍛造協会 会長 角田 邦夫氏
鍛造業界は原材料やエネルギー価格の高騰など大変厳しい経営環境に直面しています。エネルギー多消費産業である鍛造業界は、これまでも、各企業において鍛圧機械、周辺機器、そして金型技術などを駆使し、生産性の向上をはじめ、歩留まり向上、品質改善、省エネルギー活動を進めてまいりました。これらの経験をもとに、今後もカーボンニュートラルに向けて、さらなる省エネ活動を推進してまいります。
鍛造業の技術的な進化は、革新的な鍛圧機械や周辺機器があって、はじめて実現できます。このたび、優秀な鍛圧機械によって生産された鍛造品を一堂に展示させていただく機会を得、心より感謝申し上げます。
本展示会では、各社が得意とする工法(型鍛造、自由鍛造、リングロールなど)で、特徴ある多くの鍛造品を紹介しておりますので、多くの方々にご覧いただきたいと思います。
開催期間中、皆さまと交流を深める大変よい機会でもありますので、ぜひ「鍛造ゾーン」にお立ち寄りいただきたく、皆さまのご来場をお待ちしております。
学術の進歩向上に寄与/日本塑性加工学会 会長 柳本 潤氏
日本塑性加工学会は塑性加工技術に関連する学協会との連携を重視しており、その中でも日鍛工とは長年にわたり連携してまいりました。本展示会ではテクニカルセミナーやシンポジウム、大学における研究成果発表を予定しております。
当会は塑性加工に関する研究発表、研究の連携、協力および促進を図り、塑性加工に関する学術の進歩向上に寄与することを目的として、活動しております。
本展示会に参加される皆さまに当会への関心を持っていただき、日鍛工のみならず日本塑性加工学会の一員として塑性加工・鍛圧機械技術開発の推進にお力添えいただけますことを、切に願っております。
新たな機能・価値 世界に/日本ばね工業会 会長 茅本 隆司氏
日本ばね工業会はグローバルなばね産業の発展に貢献するとともに、革新的な材料や加工技術を通じて、新たな機能と価値を世界の製造業に提供し、その成長を牽引しています。
ばねは身の回りにある生活用品や自動車をはじめとする工業用品に数多く使用される基幹部品です。しかし、世界の産業構造は大きな変革期にあり、ばねの主要顧客も業態を大きく変化させています。
本展示会は塑性加工の未来を拓く鍛圧機械を中心とした業界最大の国際展示会です。モノづくりの技術革新、新製品開発と事業競争力の強化に直結し、事業者の皆さまに新たな付加価値とソリューションを提供する場となります。特別協賛が次のイノベーション創出につながることを確信しております。
基礎部品―世界に発信/日本ねじ工業協会 会長 佐藤 義則氏
ねじ製造業では、あらゆる分野で使用される重要かつ必要不可欠な基礎部品として、需要産業からの高い要求に応えて日本のモノづくりを品質、性能、安全面で支えていけるよう日々挑戦しております。その実現のために日鍛工会員さまの新技術で進化する機械設備が非常に重要であり、そうしたねじ製品について、本展示会において世界に発信できることに感謝申し上げます。
今回は「この世はねじでできている」×「ねじ発、サステナビリティ貢献」をテーマに、最近の社会課題に応える「ねじ」も紹介しますので展示ブースへのご来場をお待ちしております。ねじ発の主体的な提案や技術開発の取り組みと、そこに込めた心意気を実感いただけることを期待しております。